Max Ernst  エルンスト展

●Max  Ernst(1891~1976)

(マン・レイによるエルンスト)

私はエルンスト作品はこの1点以外知りませんでした。
しかもTV映像で見たものです。


ナイチンゲールに脅かされる二人の子供
(今回非展示)














●グロッタージュとよばれる技法を生かした作品が魅力的でした。
絵具が生乾きの時点で削り取るということは、
キャンヴァスにしみこむ時間の読みが大変です。
下地をみせるのは2度絵を描くことと同じことです。
まるでカンナのような、パレットナイフの削り込みが印象的でした。
私には油絵によるエッチング表現におもえました。


●この素敵なグロッタージュ作品3点が、
すべて日本の美術館にあるのは不思議です!



(あと彫刻作品・エリュアール詩集挿絵コラボ作品など130点)
海と太陽 1933

本作に見られる、木目のような模様は、やはり彼が好んで用いた
グロッタージュ(カンヴァスなどの素材に塗られた絵具を削り取り、その素材の地模様を転写する技法)によるものか。
(WIKI)

青い背景の太陽 1962(部分)

つかの間の静寂  1953-57(部分)


 


fantastic!












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