板谷波山 Itaya  Hazan  没後50年・大回顧展

●出光美術館です。


板谷 波山(いたや はざん、1872年4月10日明治5年3月3日〉 - 1963年昭和38年〉10月10日)は、
明治後期から昭和中期にかけて活動した日本陶芸家。本名は板谷 嘉七(いたや かしち)。
は、始め「勤川」、のち「波山」。「勤川」は故郷を流れる五行川の別名「勤行川(ごんぎょうがわ)」に、
「波山」は故郷の名山である「筑波山」に因む。

葆光彩磁草花文花瓶 1917
器物図集


花果粉本  1936














●「命乞い」というとても素晴らしい窯変天目をみることができました。
写真ではあらわせない、味わい深い赤なのです。
割られなくて良かったと思います!

天目茶碗 銘 命乞い
板谷波山
昭和19年(1944)
口径12.2cm
作品解説
大正後期より茶道具に取り組んだ板谷波山は、中国南宋時代の天目茶碗など、厳しく美しい形と、気品ある釉色を追求した。本作は辰砂釉(しんしゃゆう)が窯の中で窯変し、紅色を基調とした、夢幻的な色あいをみせている。波山による箱書がないのは、焼き上がった茶碗が、完璧を求める波山の意に添わなかったためである。窯出しの際に、まさに割られようとしているところを、出光佐三が「命乞い」して求めた。箱書は佐三自身が記している。







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