ヘレン・シャルフベック:Helene Schjerfbeck  魂のまなざし





●東京芸術大学
大学美術館
エントランス






この度、フィンランドを代表する画家ヘレン・シャルフベック(1862−1946)の個展を日本で初めて大規模に開催します。シャルフベックは、2012年に生誕150周年を記念する大回顧展がフィンランド国立アテネウム美術館で開催され、近年、世界的に注目される画家の一人となっています。

彼女は、3歳のときに事故で左足が不自由になりましたが、11歳で絵の才能を見いだされ、後に奨学金を獲得し憧れのパリに渡ります。パリでは、マネやセザンヌ、ホイッスラーといった画家たちから強い影響を受けました。

フィンランドに帰国後は母親の介護をしながらヘルシンキ近郊の街で絵画制作を続け、自分のスタイルを展開しました。これ以降のシャルフベックの作品からは、17世紀のエル・グレコに学んだ作品など、美術雑誌からインスピレーションを得ようとしていたことがわかります。また、彼女は新しい技法を試すかのように、斬新なスタイルの自画像を多数制作しました。

本展では、5つのセクションでシャルフベックの全貌に迫ります。19世紀末から20世紀初めに活躍したフィンランド女性画家の魂の軌跡を日本で初めてご覧いただきます。(HP)





●はじめて知った作家です。


私は静物画に、
とぎすまされた魅力を感じました。
洒脱です!


白いスイトピー
黒いりんごのある静物
 青りんごとシャンパン・グラス
赤いりんご

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