mirage:カミュの手帳−3

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長い時間が経過しました。

発行:1962
発行:1965
 発行:1992 



訳者のまえがき

アルベール・カミュは1935年から1960年に死ぬまで、
大学ノートに「日記」をつけていた。
その量は大学ノート九冊に及ぶが、
すでに第一ノートから第三ノートまでは
「手帳」第一巻(邦訳 「太陽の讃歌」)、
第四ノートから第六ノートまでは
「手帳」第二巻(邦訳 「反抗の論理」)
として、新潮社から翻訳上梓されている。
その後25年の間をおいて1989年に
第七ノートから第九ノートまでが
「手帳」第三巻」として
ガリマール社から刊行された。
本書の翻訳は最初は未訳分の
第三巻のみを対象とするはずであったが、
すでに第一、第二巻が絶版に
なっていることもあり、
ここに全三巻を新たに翻訳
することになった。


🔵
「手帳」第三巻の発行をずっと待っていました。
今回「カミュの手帳」全
を古書で購入し、訳者の前書きを読み、
長年の疑問が氷解しました。
日本では第三巻の
単独出版自体が幻想で、
存在しなかったのです。











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初公開: 2010年

1930年代のアルジェにて、殺人の罪で裁判にかけられた男性。友人と騒ぎに巻き込まれ、偶然持っていたピストルでアラブ人を殺した彼は、殺害の理由について太陽が眩しかったからという謎の発言をする。
公開日: 1968年9月21日 (日本)

『異邦人』などで知られるノーベル文学賞作家アルベール・カミュの短編を「イースタン・プロミス」のヴィゴ・モーテンセン主演で映画化した感動ドラマ。アルジェリアの独立戦争を背景に、殺人の容疑をかけられたアラブ人と、その護送を命じられた元軍人の教師が、危険な道中を共にする中で次第に固い絆で結ばれていく姿を描く。
公開日: 2015年1月14日 (フランス)

「涙するまで生きる」
追放と王国
客より


『異邦人』などで知られるノーベル文学賞作家アルベール・カミュの自伝的遺作を「家の鍵」のジャンニ・アメリオ監督が映画化。フランスで作家として成功した主人公が、フランスからの独立運動に揺れる祖国アルジェリアに帰郷し、母と過ごす日々の中で少年時代を振り返りながら、アルジェリアの行く末に思いを馳せる姿を描く。1957年、夏。
公開日: 2012年12月15日 (日本)



🔵カミュの映画は多数あるようですが、
この4本だけは見ました。







「最初の人間」は読了です。


大久保敏彦 訳

戦後最年少でノーベル文学賞を受賞したカミュは1960年、突然の交通事故により46歳で世を去った。友人の運転していた車が引き起こした不可解な事故の現場には愛用の革鞄が残されていた。中からは筆跡も生々しい大学ノート。そこに記されていたのは50年代半ばから構想され、ついに未完に終わった自伝的小説だった―。 
初版発行: 1994年












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