トリエステの坂道:雨の中を走る男たち:須賀敦子著を読む
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テオ・アンゲロプスというギリシャの映画監督の美しい作品
「シテール島への船出」 の、もうすぐ終わりというあたりの場面だが、
雨がいかにも上手に使われていて、
私はほとんど傘を刺しながら観ていたい気持ちになった。
(雨の中を走る男たち 一部 須賀敦子著)
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この文章にインスパイアされ、
シテール島への船出を再見しました。
雨の場面はどうだったのか探しました。
豪雨でした。
みずから綱をとき、海の向こうへ流れはじめる。
それは絶望の行為ともとれるが、
しかし現代、もしシテール島への船出があるとしたら、
カテリーナのような愛しかないのではないか、
と筆者には読める。(一部)
(辻 邦生 作家)
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テオ・アンゲロプス フィルモグラフィー
全16作とあります。
アンゲロプス作品は
群像の描き方に特徴・魅力があると思います。
私は、まだ10作品しか見ていません。
これからも唯一無二のアンゲロプス作品をできるだけ、
見たいなと思います。
🟠余談
「ネスカフェ」
自分でやるからと叫ぶアレクサンドロスの妻。
シテール島への船出の中で
港の屋台でコーヒーを注文するシーンがあります。
昔々ギリシャのcafeに行った時のことを思い出しました。
コーヒー(トルココーヒー)にする?
ネスカフェにする?
2択でした。
私は、ネスカフェは選びませんでした!
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