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ユトリロとヴァラドン 母と子の物語

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シュザンヌ・ヴァラドン ( Suzanne Valadon ,  1865年 9月23日  -  1938年 4月7日 )はフランス、 モンマルトル の 画家 。 スュザンヌ(スザンヌ)・ヴァラドン とも呼ばれる。画家になる前は、著名な画家のモデルでもあった。画家 モーリス・ユトリロ の母である。人物をほとんど描かなかったユトリロとは対照的に、ヴァラドンの作品の主題はほとんどが人物であり、高いデッサン力に支えられた太い簡潔な線は、対象の特徴を容赦なく捉え力強い。ヴァラドンはユトリロが画家として成功するまで、息子に絵画の才能があるとは思っておらず、また息子も母から絵画を学ぶことはなかったため、 互いに影響を受けることなく、独自の画風を確立している。(WIKI) 以下全てヴァラドン作品  窓辺のジェルメーヌ・ユッテル 1926  小さなテーブルに置かれた花束 1932 花 1936 画家モーリス・ユトリロの肖像 1921 果実のある自画像 1927 ●ヴァラドンの人物画作品は、 すべての眼差しが、 やさしさにあふれているように思えました。

燕子花と紅白梅

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●尾形光琳300年忌記念特別展 尾形 光琳 (おがた こうりん、 万治 元年( 1658年 ) -  享保 元年 6月2日 ( 1716年 7月20日 ))は、 江戸時代 の 画家 。 工芸家 。(WIKI) 根津美術館です。 二大国宝、同時展示56年ぶり(パンフより) 入場30分待ちはひさしぶりです。 会場は琳派ファンであふれていました。 燕子花図屏風 尾形光琳筆 江戸時代 紅白梅図屏風 尾形光琳筆 江戸時代 蔦の細道図屏風  俵谷宗達筆  烏丸光広賛  江戸時代 ●とてもおしゃれなグリーンですね。 扇面散貼付屏風 俵谷宗達筆  桔梗薄図扇面 尾形光琳筆 蔦図香包 尾形光琳筆

琳派のきらめき・・・京都・細見美術館

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● 1615年に本阿弥光悦が徳川家康より京都洛北の鷹峯の土地を拝領したのを 琳派誕生と考えると、2015年は琳派が生まれて400年の記念の年ということになります。(HP) 数年前に京都の光悦寺・本法寺など 琳派ゆかりのお寺を めぐったことを思い出しました。 琳派に通奏低音のごとく流れる 「私淑」というコンセプトは、 素敵ですね! 本阿弥光悦書・俵谷宗達下絵 「忍草下絵和歌巻断簡」 尾形光琳 「柳図香包」 酒井抱一 槇に秋草図屏風(部分) 同上 同上 同上 酒井抱一 「鹿楓図団扇」

若冲と蕪村    Jakuchu and Buson  

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●生誕300年 同い年の天才絵師 サントリー美術館です。 正徳6年(1716)は、尾形光琳(おがたこうりん)が亡くなり、伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)と与謝蕪村(よさぶそん)というふたりの天才絵師が誕生した、江戸時代の画壇にとってひとつの画期となりました。 伊藤若冲(享年85、1800年没)は、京都にある青物問屋の長男として生まれ、23歳の時に家業を継ぎますが、30代中頃には参禅して「若冲居士(こじ)」の号を与えられ、 40歳で隠居して絵を描くことに本格的に専念します。 一方、与謝蕪村(享年68、1783年没)は、大坂の農家に生まれ、20歳頃に江戸へ出て俳諧を学びます。27歳の時、俳諧の師匠の逝去を機に、北関東や東北地方をおよそ10年間遊歴します。その後40歳頃から京都へうつり俳諧と絵画のふたつの分野で活躍しました。 若冲は彩色鮮やかな花鳥図や動物を描いた水墨画を得意とし、蕪村は中国の文人画の技法による山水図や、簡単な筆遣いで俳句と絵が響き合う俳画を得意としていました。一見すると関連がないようですが、ふたりとも長崎から入ってきた中国・朝鮮絵画などを参考にしています。(HP) 六本木:東京ミッドタウン ガレリア3F 伊藤 若冲  (1800年) いとう じゃくちゅう 江戸時代 寛政7年/1795年 紙本墨画 六曲一双 H-159.4 W-354 北陸の旧家に伝わったもので、2008年夏に存在が知られた。六曲一双の左右に、勢いよく潮を吹く鯨と、うずくまって鼻を高々とあげた象とを対置させた水墨画。海の王者と陸の王者とがエールを交換しているような情景は、奇抜さを特色とする若冲の絵の中でも他に例をみない。同様な図柄の屏風が昭和初めのオークションに出たことが知られているが、この方は現在行方がわからない。 優しい目つきをした、大きな縫いぐるみのような象の体、後ろの崖から伸びた牡丹の花が、優しく背を撫でている。外隈で表された輪郭線のない鼻は、まるで玩具の「吹き戻し」のようだ。一方、黒々とした鯨の胴は雄大で、潮吹きの勢いがすばらしい。波頭の描き方も独特である。 署名は各隻に「米斗翁八十二歳画」とあり、「藤女鈞印」(白

九品仏 浄真寺散歩

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●朝から九品仏 浄真寺境内を散歩しました。 三仏堂に九体の阿弥陀像(九品仏像)が安置されていますが、 三仏堂がすべてひらくことは、通常ないとお聞きしました。 今日は、運よく上品堂はオープンしていました。 広い境内の本堂の対面に3つの阿弥陀堂があり、それぞれに3体合計9体のそれぞれ 印相 の異なった阿弥陀如来像が安置されている。この9体はそれぞれ、上品上生(じょうぼんじょうしょう)、上品中生、上品下生、中品上生、中品中生、中品下生、下品上生、下品中生、下品下生という、浄土教における極楽往生の9つの階層を表しており、これをあわせて 九品 (あるいは九品往生)という。この九品の仏から、 浄真寺は通称「九品仏」と呼ばれている。 このような九体阿弥陀は、他に京都の 浄瑠璃寺 にしかない。(WIKI) 9:00am  静かです! 五劫思惟像・ごこうしゆいぞう  本堂 釈迦牟尼如来 浄土(彼岸)を表象する三仏堂に対比し、 西面して穢土(此岸)をあらわす。(九品仏縁起) 上品堂